神宮式年遷宮
伊勢の神宮の建築様式は唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)といわれ、簡素にして清潔な純日本的木造建築です。
遷宮とは「みやうつし」のことで、新しいお宮を建て、そこに神様をお遷し申し上げるお祭りのことです。
神宮の式年遷宮は正遷宮とも称し、二十年に一度新しい神殿を造営し御装束・神宝をととのえ、大御神様におうつり願う儀式です。天照大御神の新たなる御光を仰ぐ御遷宮は、生成発展するわが民族生命の源泉として、長い歴史のある重要な祭儀です。
この制度は第四十代天武天皇のご発意により、次の持統天皇の御代に第一回の式年遷宮が行われました。これが国家最大の重義として一千三百年にわたり続けられ、今日に受け継がれています。
第六十二回神宮式年遷宮は、平成十七年春に最初のお祭りである山口祭・木本祭が行われ、現在順調に準備がとり進められており、平成二十五年には遷御の儀が斎行されました。
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