御嶽神明社の境内社

皇子社

 御祭神 蜂子皇子

 例祭日 七月十五日

 出羽三山の開祖と崇められる蜂子命(崇峻天皇の皇子)を奉斎すると伝承されています。老松宮沢王壇付近に、王子権現と称して御堂を建ててお祀りしていました。昭和三十四年(一九五九)八月三十日、御嶽神明社境内に遷座されました。皇室弥栄、国家隆昌などの御神徳があります。現在も王壇遺跡の中央には、光明真言を刻んだ正中二年碑(一三二五)が建っています。


稲荷社

 御祭神 宇迦之御魂神

 例祭日 二月初午の日

 伏見稲荷大社の御分霊を奉斎しております。老松観音堂屋敷、元士族千葉馨公屋敷内に祀られていましたが、昭和三十八年(一九六三)十二月十日に御嶽神明社境内に遷座されました。「稲荷」の神名は、御祭神が稲の荷を背負った老人の姿をして教えを垂れたことに由来します。「宇迦」は食のことで、農産業、五穀豊穣、商売繁昌、心願成就、開運の神として崇敬されています。


甲子社

 御祭神 大国主神 事代主神

 例祭日 甲子の日

 福の神(大黒様、えびす様)をお祀りします。縁結び、子授け、家内安全、災難八方除、商売繁昌、大漁満足などの御神徳があります。御神像は平泉町の日本美術工藝社社主柳澤華泉氏の奉納、社殿は仙台市の建築士伊藤順吉氏の工作奉納によるもので、昭和五十六年(一九八一)六月十五日、崇敬者各位の協賛を得て竣功奉告祭を行いました。


祖霊社(先人顕彰社)

 御祭神 郷土の先人 崇敬者の祖霊

 例祭日 春分の日 秋分の日

 義民千葉惣左ヱ門、和算家千葉胤秀、医学者千葉理安など、郷土の先人の御魂をはじめ、崇敬者の祖霊をお祀りしております。平成二十五年(二〇一三)十月十四日に竣功しました。地域発展、家内安全、心身健全、学業成就、病気平癒などの御神徳があります。

御嶽山御嶽神明社

おんたけさん おんたけしんめいしゃ 岩手県一関市花泉町老松字水沢屋敷161-2 電話 0191-82-3382 〒029ー3103

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